ダイエットの味方「GI値」の発展系、「GL値」に注目!
こんにちは。だんだんと夏も終わりに近づき、食欲の秋が目前に迫ってきました。秋の味覚はどれも食欲をそそりますが、欲求に任せて食べていると、ま、当然太りますよね。
ということで、今回は、秋太りを防ぐための豆知識をご紹介します。
GI値という言葉は、ダイエットを志したことのある人なら耳にしたことがあるでしょう。GI値(グリセミック・インデックス)は、食品が体内で消化吸収され、ブドウ糖に変わり、血液中の糖の濃度の値(血糖値)が上がるスピードを表したもので、ブドウ糖をとったときのスピードを100として、相対的に表した数値です。
要するに、GI値が高いものほど消化が早く、血糖値を上げやすい食品で、ひいてはインスリンというホルモンの分泌が多くなり、脂肪を貯め込みやすくなるということなんですね。
血糖値の急上昇は、脂肪を貯め込みやすくなるだけでなく、老化を促進させたり、ドロドロ血液を引き起こすことにより、動脈硬化などの病気を招きやすくなるなど、いろいろなリスクがあると言われています。ですから、美と健康のためにGI値を気にすることは“女子として必須項目!”と言ってもいいかもしれません。
ただ食品のGI値には、野菜や肉類など、炭水化物の量が少ない食品の場合は、わかりにくいという欠点があります。というのも、GI値は炭水化物を50gとったときの値なので、炭水化物の含有量が少ない食品の場合は、1回の食事でとる量よりはるかに多い量で換算した場合の値になってしまうこともあるからです。
そこで、新たに考え出されたのが、GL値(グリセミック負荷)というもの。GL値は、食品を100g食べた時の血糖値の上がるスピードが、ブドウ糖を何グラム食べた時と同じになるか、という考え方なのですが、要するに、1食あたりのGI値ということ。以下のように算出されます。
GI値×1食分に含まれる炭水化物量(g)÷100
たとえば、白米のGI値は70、バナナのGI値は60です。バナナのほうがGI値がちょっと低いということがわかりますが、これをGL値で比べると、
白米は一膳分160gで41.6
バナナ2本で16.2
2倍以上違うということがわかります。 結果、小腹がすいたら、おにぎりよりバナナにしなきゃ、という気持ちになりますね。
そのほかのGL値も上げておきますので、ダイエットの参考にしてみてくださいね。
食品名 :GI値 :GL値 (一食分の目安)
- ハンバーガー : 66 :37(1個)
- カレーライス :67 :16(1皿)
- 焼きそば :55 :12(1皿)
- アイスクリーム : 68: 9(1カップ)
- チョコレート :42: 22(板チョコ1枚)
- 大福 :88: 44(1個)
(H&B編集部 S)
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