肩こり・冷え性・歯周病……原因は「歯」にあり!

こんにちは。だんだんと秋の気配を感じる今日この頃。夏の浮かれ気分ともそろそろお別れですね。そう思うだけでストレスが増しそう……という人も少なくないかな?ということで、今回は、「ストレスと歯と意外なトラブル」の話について取り上げてみようと思います。  


「肩こりがひどい」「頭痛がある」「冷え症」「あごが痛い」「歯周病になりやすい」……一見すると、これらの症状には共通項がなさそうに思えますが、じつはこれ、同じトラブルから来ている症状なのです。 


 そのトラブルとは……歯の食いしばり(クレンチング)です。 


無意識のうちに歯を食いしばってしまうことにより、あごや歯が痛くなったり、歯が摩耗したり折れたりするだけでなく、歯周病や歯肉炎、さらには頭痛や肩こり、腰痛、冷え性やめまい、自律神経失調症など全身に影響するトラブルも引き起こす心配が。これら歯の食いしばりからくる症状を、「クレンチング症候群」というそうです。 


歯の食いしばりは、眠っている間やなにかに夢中になっているときに行っているので、くいしばっていることに気づきにくく、治しにくいもの。歯の症状に気づけば、歯科で相談するかもしれませんが、冷え性や頭痛の原因が歯の食いしばりからきていると思う人はかなり少ないため、見過ごされていることがほとんどのようです。  


思い当たることがある人は、以下の診断ポイントをチェックしてみてください。


 1上下の歯の噛み合わせ面が磨耗して平らになっている


 2下あごの内側に骨の隆起がある 


3上あごの口蓋(こうがい)の中央に隆起がある 


4歯の外側と歯肉の境目に削り取られたような傷がある 


5外耳孔(耳の穴)1センチ手前にあるあご関節を押すと痛みがある 


6あごのエラの部分の筋肉が張っていて、筋肉痛を感じる 


7歯に接する頬の内側に白い線がある 


8舌のふちに歯型の圧痕がついている 


9肩こりがする 

(埼玉県歯科医師会HPより抜粋)


 1つでも当てはまる場合は、かかりつけの歯科で相談しましょう。 

歯の食いしばりの原因はストレス! ストレス解消を心がけることはもちろん、上下の葉が接触しないように意識する、肩首回りをマッサージして緊張をゆるめる、ガムをかむなども行うといいそうですよ。 


とはいっても、眠っている間はどうしようもありません。そういう場合は、食いしばらないように、歯型に合ったマウスピースをつくって予防をする方法もあります。マウスピースをつけるようになったら、肩こりが劇的になくなってびっくり!という話も聞きます。 


 クレンチング症候群かも?と思ったら、かかりつけ歯科医に相談してみてくださいね。 

(H&B編集部 S) 


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