6月の「水分」コントロール
こんにちは。皆様いかがおすごしでしょうか。毎日水分補給は欠かさないH&B編集部のKです。今回は、この時期、気になる3つの「水分」について調べました。
「水分」その1は、この時期、ムシムシ度が上昇するから「湿度」、その2はそろそろ梅雨入りなので「雨」、その3はジットリとかジトッて感じの「汗」です。
第一の「水分」は、湿度です。湿度が高くなると、熱が体内にこもりがちになり、けっこう体力を消耗するといわれています。しかも体内では消化酵素の働きが悪くなるため、食欲不振になる人も少なくないようです。カビも増えるので、アレルギーの家族がいると気になりますよね。「熱もないのに、席が出てとまらない」という場合は、カビが原因の気管支炎とか咳喘息という可能性も疑ってみたほうがいいかもしれません。
さらに、湿度の高さが人体に及ぼす影響として考えておかなくてはならないのが、熱中症です。熱中症は、炎天下の屋外で起こるものとは限りません。高密度高湿度の室内で、湿度対策を考えないまま、すごしていると、具合が悪くなることがありそうです。熱中症は、温度よりも湿度対策が重要です。ずっと室内にいる場合も、麦茶などのカフェインの入っていない水分をまめに、ちょこちょことるのがいいようです。
第二の水分は「雨」です。ここ10年来、関東甲信越地方の梅雨入りはおよそ6月5日~15日のあいだ。平均値は6月8日だそうですが、昨年は6月5日です。雨が降ると、外出するのが面倒になって室内ですごす時間が増えるかもしれません。でもちゃんと喚起をしないと(1時間につき5~10分は窓を開けるといい、というアドバイスをもらったことがあります)、それこそ、高湿度でカビも増殖したりして健康にもよくありませんね。
第三の水分は「汗」です。汗は、体内にこもった熱を発散させて、体温調節に役立つ働きがあります。が、湿度が高い環境では汗が出にくいようです。
ちなみに、汗には2種類あります。ひとつはエクリン腺という汗腺からでる汗で、主に体温調整を目的にしています。だから水分含有率は99%。粒が細かく、あせをかいたときもさらっとしているのが特徴です。しかも無臭! もうひとつはアポクリン腺という汗腺から出てくる汗です。これは、子どもより大人になっていく成長段階によって、脇などの場所で発達するといわれています。エポクリン腺からの汗は、タンパク質や紙質、アンモニアを含んでいるため、しばしば匂いがはっせいし、べたべたしていたり流れ方もだらだら流れるという特徴があるようです。あまり体温を下げるという効果は期待できない(?)汗で、しかもにおいを伴うというのが、ちょっと難点ですね。
でも、エポクリン腺からの汗は、体内にたまっていた老廃物なども含まれるから、デトックス効果が期待できるといわれています。
ホットヨガの先生からは「水分をたくさん補給して、どんどん体内から毒素をだしちゃってください」といわれることもあるんじゃないでしょうか。
エクリン腺からの汗は、水分たっぷりなので、「むくみ」などがある場合は、有効かもしれませんが、デトックス効果を期待する場合はアポクリン腺の汗のほうが有効のようです。じっくりからだをあたためて、じとーっと流れてくるアポクリン腺の汗を出すためには、半身浴がよいようです。湯温は38-40°(少しぬるめですね)。
「暑い時期でも、シャワーだけじゃなくて、じっくり湯につかる(ただし半身浴)」というのがいいわけです。今日から、やはりお風呂にしましょう! (H&B編集部/K)
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