雨の日に気持ちが落ち込むのには、理由があった!

こんにちは、H&B編集部Sです。ようやく西日本が梅雨明けしましたね。東日本の梅雨明けももう少しという感じで、猛暑が始まりつつありますね。そんな今日この頃ですが、今回は、ちょっと涼を感じる内容をお届けします。

ところで、雨の日はなんとなくゆううつに感じませんか? 「雨の日と月曜日はゆううつな気分になる~」っていう有名な曲(「Rainy Days And Mondays<邦題:雨の日と月曜日は>」)もありますし、雨の日は会社が倒産する可能性が高まるという統計もあるそうですし、実際ゆううつに感じる人は10中5~7人になるというデータもあるらしいです。

確かに、雨が降ると行動範囲が制限されるし、気圧が下がって体調が不安定になりやすいらしいので、そういったことの影響で気分が左右されることもありそうですね。


でも、じつはもっと直接的な誘因があったんです!


神経伝達物質の1つに「セロトニン」というものがあります。「幸せホルモン」などと呼ばれることもあるように、セロトニンは心のバランスを整え、気持ちをあげてくれるといった作用(抗ストレス作用)があります。このセロトニンは、太陽光の刺激によって分泌が促進されるため、雨の日は分泌量が減ってしまうことに・・・・。


結果、「雨の日はゆううつな気分になりやすい」というわけです。


とくに、昼夜逆転の生活をしている、運動不足、パソコンやゲームを毎日長時間行っているといった生活傾向のある人では、セロトニンの分泌量が少なめになっている心配が。その場合、とくに天気で気分が左右されやすくなる傾向があるといわれます。セロトニンの分泌量が少なめになると、うつっぽい、イライラしやすい、寝つきが悪い・眠りが浅い、といった不調が生じやすくなります。すでに不調を感じている場合は、生活リズムを整えて、朝に日光を浴びることから始めるのが大切だそうですが、同時に医師に相談することもオススメします。


では、不調に悩むまではいかないけれど、雨の日は気分が落ち込みやすいという場合。雨の日を少しでも気分よくすごすにはどうしたらいいでしょうか?


1.リズム運動をする

セロトニンを分泌するセロトニン神経は、一定のリズムを刻む「リズム運動」によって活性化されると言われます。たとえば、ウォーキング、スクワット、「吐く」ことを意識した呼吸法、ガムをかむなどもいいそうで、5~30分続けると効果があるとのこと。


2.トリプトファンやビタミンB6を多く含む食品をとる

必須アミノ酸「トリプトファン」はセロトニンの原料となる栄養素。トリプトファンが脳内でセロトニンに変化する際には、ビタミンB6も必要となるため、それぞれを多く含む食品を積極的にとりましょう。

〇トリプトファンを多く含む食材:肉・魚類、大豆製品、乳製品、アボカド、バナナなど

〇ビタミンB6を多く含む食材:にんにく、魚類、レバー、ナッツ類、のりなど


3.アロマテラピーでセロトニンの分泌を促す

酢酸リナリルという成分を含む精油は、神経系に作用してセロトニンの分泌を促すと言われています。ラベンダー、ベルガモット、クラリセージなどが代表的な精油です。


4.好きな音楽を聴く

好きな音楽を聴いて、気持ちが安らいでいるときには、セロトニンの分泌が促進されているという研究結果があるそうです。


しばらくは晴れの日が続くかもしれませんが、天気にかかわらず気分が落ちてしまったときは、セロトニンの分泌を促して、気分をあげていきましょう!

(H&B編集部 S)

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