体にいいこといっぱい!「枝豆」の栄養
こんにちは。 お盆も過ぎて、オリンピックも終盤に近づいてきましたね。ビールを飲みながらの観戦を楽しんでいる人も多いことでしょう。
ところでビールといえば枝豆が定番ですが、このビールと枝豆の組み合わせは、とっても体にいいことを知っていましたか?
枝豆などの大豆・大豆製品には、「メチオニン」という、体内でつくることのできない必須アミノ酸が多く含まれています。このメチオニンには、肝機能を高め、肝臓の毒素を排出し、肝臓への脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるので、お酒のおつまみにちょうどいいというわけです。メチオニンは、ほかにもチーズ、かつおやまぐろ、しらす干し、鶏肉や牛肉、ごまにも含まれています。
メチオニンのうれしいところは、肝機能を高めるだけでなく、脂肪燃焼にかかわる成分「カルニチン」や、美白効果があるという「システイン」の原料となることで、アンチエイジング効果や美白効果、毛髪の健康維持が期待できたり、アレルギーによる症状を起こしにくくする作用などもあるところなんです。
ここまですごい効果があるのなら、ほかにも……と調べたところ、メチオニンが関係している研究に、アルコールと大腸がんとの関係を食習慣から調べた調査というのがありました。
しかし、残念ながらメチオニンと大腸がん抑制には関連性はなく、結果は、ビタミンB6をきちんととっている人が、大腸がんになりにくく、飲酒量が多いほど、その傾向が強くみられたそうです。
ちなみにビタミンB6の働きは、脂肪肝の予防、アレルギー症状の緩和、動脈硬化の予防、皮膚や粘膜、髪などの健康を保つ……とメチオニンの働きと似ています。多く含む食材も、まぐろ、かつお、牛レバー、大豆・大豆製品、にんにく、チーズ、ごまと、なんだかメチオニンを多く含む食材と同じものが多いですね。もちろん、枝豆はビタミンB6も豊富に含んでいます。
ということは、とりあえずおつまみに枝豆を食べておけば、アンチエイジングにも肝臓にも、大腸にもGOOD!でしょと言われそうですが、枝豆だけでは栄養が偏ってしまうので、おまけとして、肝機能を高め、大腸がんの予防を期待できる「カンタン健康おつまみ」をご紹介しておきましょう。
●ガーリック枝豆
ゆでた枝豆をにんにくのみじん切りや鷹の爪と炒め、しょうゆで味付け
●かつお&まぐろの刺し身
もちろん、にんにくじょうゆがオススメ
●しらすチーズ
とけるチーズの上にしらす干しを乗せて、電子レンジ加熱。チーズがカリッとしたらできあがり
健康おつまみと一緒とはいえ、飲み過ぎは厳禁。休肝日も忘れずにね! (H&B編集部 S)
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