見た目だけじゃわからない!? 脂肪のハナシ
皆さんはちゃんと健康診断を受けていますか? 健康診断で「痩せないとやばい」と医師にいわれた経験のある、H&B編集部のKです。今日は、脂肪の数値や単位について、あれこれ調べてみました!
痩せるといえばやはり気になるのが体重の「g」や「㎏」です。
最近は、自動計測された数値がそのままシートに記載される超デジタルな体重計測の時代。昔のアナログな体重計で表示画面を盗み見される不快さはないけれど、デジタル体重計が出始めのころの「洋服の重さをひいておきましょう」的配慮もない、クールな数値(!)が現実をつきつけてきます。
でも、体重は、単なる「重さ」にすぎません。むしろ見た目に影響するのは、体脂肪の分布のしかた(つき具合)などのほうが重要です。
体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。いわば、
体脂肪 = 皮下脂肪 + 内臓脂肪 です。
皮下脂肪は、おなかの皮膚の下にあって自分の手でつかめるもの。女性は、女性ホルモンの影響で皮下脂肪が蓄積しやすいので、女性の肥満はよく「洋ナシ型」だといわれます。それに対して内臓脂肪は、内臓のまわりにあって自分の手ではつかめないもの。男性のほうが内臓脂肪をつけやすいようで、男性の肥満はよく「リンゴ型」だといわれます。おなかだけふくよかなわりに、腹部のぜい肉をつまもうとしてもあまりつかめないときは、この内蔵型肥満の可能性が高いようです。
ただ、一般的に内臓脂肪のほうが皮下脂肪より「つきやすいが、落ちやすい」傾向があるとか。食生活の見直し(例.揚げ物を減らす、動物性タンパク質より植物性タンパク質を積極的に摂取する、休肝日を設けるなど)や有酸素運動(例.ウォーキング、水泳)を生活に取り入れることで、内臓脂肪を減らす効果が期待できるともいわれています。
最近、一般家庭にも普及してきた「体組成計」にも、その内臓脂肪に関する数値の読み取り方が説明書に書かれています(内臓脂肪は、「㎏」などの重さではなく、あくまで「レベル」という表示になっていることに注意!)。
某メーカーの説明書によると、
内臓脂肪レベルの目安は 「標準」1~9 「やや高い」10~14 です。
*女性30代の内臓脂肪の平均値は「レベル4」、男性30代の内臓脂肪の平均値は「レベル8」
他のメーカーのHPには、
「レベル10」というのは「内臓脂肪がおよそ100平方センチメートルある」と書かれているので、もしかすると「レベル」は1つ上がるごとに10平方センチメートルという単位なのかなと思って見ています(あくまで私の推測です)。
内臓脂肪の計測値の「単位」を調べるのは、なかなかに難しかったです!(H&B編集部 K)
0コメント