春先のむずむず

暦の上では春。まだまだ寒い日々が続きそうではありますが、ちょっと先のことを考えてみると・・・春先は「花粉症」のことが気になります。考えただけで、鼻先がむずむずしてくるH&B編集部のKです。

ちなみに、2月20日は「アレルギーの日」。1966年(昭和41年)、日本の免疫学者である石坂公成・照子さんご夫妻が、アメリカのアレルギー学会で、「ブタクサの研究により、アレルギーを引き起こす原因となる免疫グロブリンE(IgE)を発見した」と発表したことがきっかけで、日本アレルギー協会が1995年(平成7年)に制定したそうです。

気象庁の予報を見ると、「2017年春のスギ花粉の飛散開始は全国的に例年並み」で、2月上旬には九州北部などからシーズンが始まるようです。関東甲信地方は、2月中旬からとか。その飛散量は、九州・四国・近畿・東海地方で「例年より多い」、東北・関東甲信地方では「例年よりやや少ない」ようです。

今や、花粉症(別名/季節性アレルギー鼻炎)に悩む人は「3人に1人(環境省統計)」とか「4割近い(某ネットリサーチ調べ、2015年)」といわれるほど、国民全体に広がっています。とりわけ2月から5月にかけて飛散するスギ花粉とヒノキ花粉を原因とする花粉症の人が多いようです。

実は、スギは現在も毎年、1000万本以上が植林されているそうです。育てやすい針葉樹で、成長が早く、建築資材としてのニーズも高いことから、林野庁はとくに昭和40年代くらいからずっとスギの植林を推奨してきた・・という歴史も背景にあります。最近では、「花粉が少ない」スギの品種も開発されているようなのですが、まだタネが少ないようで、スギ全体に占める比率はまだまだ小さいとか(ただし、「2017年の目標としては、少花粉品種の植林を1000万本程度に増やす」という話もあります)。

また、花粉症を引き起こす植物はおよそ60種類もあるそうです。スギやヒノキの花粉飛散が終わっても、たとえばブタクサなどにアレルギー反応を起こす人の場合、2月~5月限定の「季節性アレルギー鼻炎」よりもっと長期化する可能性がある、といえます。

気象庁の予報を見ると、「2017年春のスギ花粉の飛散開始は全国的に例年並み」で、2月上旬には九州北部などからシーズンが始まりそう。関東甲信地方は、2月中旬からとか。その飛散量は、九州・四国・近畿・東海地方で「例年より多い」、東北・関東甲信地方では「例年よりやや少ない」ようです。

花粉症は、どうやら、「治す」というより「軽症化させる」あるいは「うまく付き合っていく」方法しかないのかもしれません。

「外来レーザー手術で、鼻の粘膜を焼いてアレルギー反応が起こりにくい状態にする」人もいますし、「マスクと薬で、とりあえずしのぐ」人もいます。「3月だけ、スギの少ない沖縄に移転してしまう」という人もいるそうです。

わが家は・・・息子が花粉症で、私も去年あたりからなんとなくヤバイ感じで戦々恐々としております。春は、待ち遠しくもあり、ドキドキでもあり、ですね。

(H&B編集部/K)

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