そろそろ紫外線対策(前編)
こんにちは。ここ数日、出勤時のコートにマフラーといういでたちが時期外れの重装備に思えてきた、H&B編集部のKです。日中の気温が少しずつ上がり、桜のつぼみも見え始めて開花予報が待ち遠しい今日この頃、明るい陽射しに誘われるように、このあと外出の機会も増えそうですが、…ちょっと待った!
今の時期の陽射しに含まれる紫外線の量は、2月に比べるとグッと急増しています。紫外線は、肌老化をもたらす最大の要因。たくさん浴び続けると肌細胞の再生(新陳代謝)が乱れたり、保湿機能が低下して肌トラブルが起きたりしがち。肌だけでなく、同じ環境下なら顔の2倍は紫外線を浴びる髪の毛に至っては、日焼けして赤茶けた色になる「光老化」も引き起こすとか。
だから、肌や髪に影響を及ぼす紫外線を防止する対策は、この時期から必須ですよ~!
太陽光に含まれる紫外線は、波長の長さによって順にUVA・UVB・UVCという3種類に分けられます。地上に届きやすいのはUVAとUVBで、とくに前者はピークが5月ごろとか(7月がピークという説もあります)。日本の場合、これら2種類の紫外線を合わせた量は、毎年、春先4月から急増し、6~8月にピークを迎えるようです。
UVAの特徴としては、窓ガラスも透過するので室内や車内にいても人体に届くこと、曇りの日でも量は変わらないことです。それに対してUVBは、窓ガラスを通過しにくく、曇りの日には量が3分の1程度に低下するようですが、人体に与えるダメージはUVAより大きいとされています。
紫外線防止には、日焼け止め・日傘・つばのある帽子・サングラスをかけるなどの対策が有効です。とくに日焼け止めは、春先から使い始める人も多いとか。「近所で買い物だから、すっぴんでOK!」とか「洗濯物を干すのは短時間だから、何も塗らずに大丈夫!」とか思わずに、日焼け止めもこまめに使って習慣づけたほうがいいみたいです!
日焼け止めの容器に記載されているものに、SPFとPAという表示があります。
・SPF = Sun Protection Factor
こちらは主にUVBに対する防御指数で、日本で販売されているのは最大50まで。日常生活で使う分には、SPF15~20くらいのものをしっかり塗れば大丈夫そうです(海や山など紫外線の強そうなところに行く場合は、別)。
・PA = Protection Grade of UVA
こちらは主にUVAに対する防御指標で、「PA値8(+++)」なら「十分なUVA防止の効果がある」、「PA値4以上8未満(++)」なら「かなりのUVA効果がある」という意味だそうです。
日焼け止めを選ぶときの参考にしてもらえたら、幸いです。 (H&B編集部/K)
*次回「そろそろ紫外線対策(後編)」は、「日焼けのしくみ」や「子どもの紫外線対策はどうするのがいい?」などについて調べる予定です(内容は変更の可能性あり)。
またみなさんとお会いできたらうれしいです♪
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