たるみ(顔・肌編)
こんにちは。今年は早くも、「昼間の気温が25℃を突破した」夏日の記録があちこちから聞こえてきます。このままだと夏本番はどうなるのやら。夏バテやら日焼けやらが今から気になる、H&B編集部のKです。
今週は、先週の「からだのたるみ」に引き続き、「顔と肌のたるみ」について調べたことをお伝えしようと思っていたところ…。実は、初夏~夏のきつい陽射しに含まれる大量の紫外線は、日焼け・しみ・そばかすといった表皮の問題だけでなく、真皮層の細胞(コラーゲンやヒアルロン酸をつくりだす繊維芽細胞)にダメージを与えるために、たるみや肌弾力の低下といった現象も引き起こす可能性があるようなのです。
もちろん、顔のたるみや肌弾力の低下は、紫外線のせいだけではありません。姿勢が悪いとか、生活が不規則、偏った食生活、睡眠時間不足なども、よくない影響を与えるようです。
顔のたるみのなかで、30代40代女性がもっとも気になるのは(イラストにあるような)「目のまわり(まぶたや目の下のたるみ)」と「ほうれい線(口のまわりを囲むような線)」ではないでしょうか。目の下のたるみ、つまり眼窩(がんか)のたるみやほうれい線は、その人の見た目年齢を、大幅に後退(アップ?)させているようにも見受けます。
顔には「表情筋」と「深層筋」と呼ばれる2種類の筋肉があります。
表情筋は、文字通り、表情を作る筋肉で、皮膚のすぐ下にあります。深層筋は、骨に付随している筋肉で、表情筋より内部にあって、表情筋を支えています。表情筋が衰えれば、その上にある脂肪や皮膚を支えられなくなります。深層筋が衰えれば、表情筋が支えられなくなり、肌に栄養がいきわたらないことも。どちらの筋肉も、衰えると「顔のたるみ」の原因となります。
顔の筋肉は、頭や首とつながっているため、猫背で顔を突き出すような姿勢(PCやスマホを前かがみで覗き込むような姿勢?)をとり続けていると、顔の筋肉がひっぱられてたるみの原因になるともいわれています。
一方、目元(目の周り)は顔の中でももっとも皮膚が薄い箇所です。目の下のたるみを改善しようとしてマッサージに励むのは、注意が必要です。目元をこするようなマッサージは摩擦を生じやすいので、ごしごしやるのは得策ではありません。
目の下のたるみを解消するには、目の周りをぐるりと囲んでいる「眼輪筋(がんりんきん)」を鍛えるのがよいようです。
また、ほうれい線は、もともと加齢がもたらす現象の一種であり、頬の筋肉の衰えとか肌の乾燥、喫煙、紫外線、食事バランスの偏りなど、いろいろの原因が相まって、できてしまうといわれています。この場合、毎日のケアはもちろんのこと、生活習慣の改善などを、全般的に心がけていく必要があるかもしれません。
ちなみに。最近、頭がい骨が加齢とともに縮むという説が発表されています。
これは、からだの骨の密度が下がるのと同様に、頭がい骨も加齢によって弱くなり、眼窩も外側が下がった形になりやすいとか。
頭がい骨が縮まるなら、帽子のサイズとかも変わるのでしょうか。ただ、頭がい骨の外側には筋肉がついていないので、頭皮部分まで「たるむ」のかどうかは……調べきれませんでしたが!
顔や肌だけでなく、「たるみ」は極力、仕事や人生にもあんまり持ち込まないようにしたいですね! (H&B編集部/K)
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