歯の健康を考える

涼しいと長くなり、暑いと短くなるもの、なんでしょう? …答えは「袖」です。

平日、空調の効いた室内で過ごすことの多い場合は、外を歩くときだけ少し我慢して長袖で通すH&B編集部のKです。皆様、いかがおすごしでしょうか?

さて、2017年もはや5カ月が経過。祭日のない6月は、仕事も歯を食いしばって、がんばらなくてはなりません! というわけで(?)、今週は6月4日の「むし歯予防デー」に関連した「歯の健康」について調べてみました!

自分でできる歯のケア用品としては、1.歯ブラシ(あるいは電動歯ブラシ) 2.歯磨き剤(歯磨き粉、液体歯磨き) 3.デンタルリンス(洗口液) 4.補助グッズ(デンタルフロス、歯間ブラシ、ピックなど)が挙げられます。

歯ブラシは、あまりにもたくさんの商品がならんでいるのでセレクトに迷う人も多いと思います。専門家(歯医者)によっては、「毛先はシンプルに平らなもので、自分にとって握りやすいグリップのもので十分」という人もあれば、「先端が細く加工された超極細毛タイプがおすすめ」という人もいます。ただ共通するのは「歯ブラシの当て方」で、毛先の角をうまく歯周ポケットにあてること&力を入れすぎず歯の1本1本に当たるよう細かく動かすこと、などが挙げられています。

電動歯ブラシについては「使いこなせればよいが、使いこなせないとむしろ磨き残しができてしまう可能性も」という意見が見受けられました。

歯磨き剤には、研磨剤や発泡剤が含まれているケースが多いようなので、気になるようなら成分表示をチェックしましょう。研磨剤が入っているものを使ってゴシゴシ磨くと、歯のエナメル質に影響する可能性もあります。なお、液体歯磨きは、研磨剤が入っていないので、口に含んでぶくぶくうがいをしたあと、きちんと歯を磨くのがお約束のアイテムです。

デンタルリンス(洗口液)は、液体歯磨きと同様のボトルに入っていて、ドラッグストアでの売り場も近いようなので、間違えないようにしましょう。洗口液は、液体歯磨きとは異なり、必ず「歯ブラシ(電動歯ブラシ)でのブラッシング」が必須で、ブラッシングのあとに口に含んで、ぶくぶくうがいをするものです。歯茎が腫れている人や刺激に弱い人は、アルコール入りの洗口液は避けたほうがいい、という意見もあります。

最後に、歯磨きの補助グッズとしてよく用いられるのが、デンタルフロスや歯間ブラシなどです。デンタルフロスや歯間ブラシは、歯ブラシの毛先が届きにくい歯間部の清掃に便利ですが、歯茎を傷つけないよう、ていねいに使うことが重要みたいです。

ていねいに歯磨きをする人が増えたせいか、あるいは歯科検診でフッ素塗布などの治療が普及したせいか、むし歯そのものは「減っている」といわれています。昨今では、むし歯よりも「歯周病」のほうが「歯の健康」に支障をきたすということで、重要視されています。とくに女性の場合、女性ホルモンの分泌量が変化する妊娠期や更年期(プレ更年期は40歳以降)に、口腔内の状態も影響を受けるといわれていますので、気をつけましょうね!

余談ですが。

最近、歯科医院の看板が数多く目立つような気がします。一説に「コンビニの軒数より歯医者が多い」ともいいます。実際に調べてみると、歯科医院は、全国に6万8836軒(厚生労働省「医療動態調査」2016年8月)。一方のコンビニは5万1363軒(コンビニエンスストア2014年統計調査月報、2014年9月)ですから、確かに歯科医院のほうが1.3倍程度、多いということになります。さらに、2030年ごろには歯科医院が8万軒に到達する(歯科医師は13万5000人)ともいわれており、「どの歯医者さんの治療が自分に合っているのか?」を調べるのが、いっそう難しくなるかも???

歯の健康のためには、年に1-2度の定期検診が大事だそうですから、「歯の具合が悪くなるまえ」から、これぞと思う歯医者さんに通ってみて「治療方針」が自分に合うかどうか、トライしてみるといいかもしれません! 

会社員の私は、(自宅近くの歯科医院に通うのが難しいので)勤務先近くの歯医者さんを調べて、いろいろ通っています。その医院に通った経験者のクチコミが載っているサイトもチェックしてから予約をしています。ただ「痛くない治療だった」なんてコメントだけだと、あてにならないですけどね!

「歯は、いわば消化器官の入り口」という人もいます。大事にしましょう!

                                 (H&B編集部/K)

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