水泳でダイエットできるか?(後編)

こんにちは。日本はまだまだ旧暦で動いているのかなと思う今日この頃。勤務先付近も「お休み」の札を掲げたお店が増え、ちょっとしたランチ難民になっているKです。

今回は、先週に引き続き、「水泳でダイエットは可能か?」をテーマにしつつ、では「どの種目、どの動きがカラダのどのあたりに効くのか?」なんて、ちょっと内容も細かく掘り下げてみました!


そもそもダイエットは家計と逆で(笑)、摂取するエネルギー量(所得?)より発散・消費するエネルギー量(支出?)が多ければ、体重を減らすことができます。ただし肥満・やせの程度によっては体重を減らす必要がない人もいます。あるいは、体重はそこそこ基準値でも、かくれ肥満というか、内臓脂肪や体脂肪が多くて筋肉の少ない、代謝の低いカラダの人もいます。体重計ではなく、体組成計できちんと自分のカラダを知っておくといいかもしれません。体重だけでは問題なくても、体組成計で要チェックが入りそうな人には、食事制限や「ばっかり食べ(単品ダイエット)」ではなく、むしろ適切な食事量を確保しつつ、適度な運動をすることが大事かもしれませんね。

運動しないで食事の量だけ減らすと、体脂肪だけではなく筋肉もいっしょに落ちます。いったん体重を落としても、リバウンドすると、体脂肪の割合が増えるようです。しかも、筋肉が減ると基礎代謝量が落ちて、脂肪が燃えにくいカラダになってしまう可能性があります。

女性の場合、筋肉はそうそう簡単にはつきません。マッチョになる心配はせず、むしろ、「何もしなくてもエネルギーを消費する」基礎代謝量が髙い=燃費のいいカラダにすることを最優先で考えてみましょう。


基礎代謝は、カラダの代謝の7割を占めています。いわばカラダのエンジンともいうべき存在です。基礎代謝量の髙い=馬力のあるエンジンを積んだカラダに仕立てていければ、そのあと何もしなくてもエネルギーを消費してくれるのです。

運動の目的は、そこにあります。運動で消費するエネルギーは、どんなに頑張っても、全体の3割。ただ、基礎代謝を上げて消費するエネルギー量を高めるには必須なものなんですね。そういう目で、運動の種類、強度、時間(週に何度やるか等)を考えたほうが、ダイエットの効率はよさそうです。

水泳には4種目(クロール・平泳ぎ・背泳・バタフライ)あり、泳法によってカラダの部位に効いてくる箇所が違うといわれています。

クロールは、脚の前側全面で水を蹴る動きと、上半身をよく使う(ストローク8割、キック2割といわれるくらい、背中・肩・腕の動かし方が重要)ので、バランスよく全身の筋肉を動かせる泳ぎ方でしょう。平泳ぎは、足の裏で水を蹴る(4種目の中で、もっともキックの力が必要)ので、太ももやお尻を引き締めたい人には最適とか。大臀筋がひきしまったスタイルをめざすならぜひ、ともいいますが、股関節やひざに支障のある人は慎重に。また背泳は4種目のうち、もっとも消費エネルギーが少ないようですが、ちゃんとしたストロークができればもっとも肩こりに効く泳法だそうです。最後にバタフライは、4種目中もっとも消費エネルギー量が高いのですが、長距離・長時間を泳ぐにはあまり向いていません。水泳のような有酸素運動は、20分以上続けたほうが効果があるようなので、もしバタフライに挑戦する場合は「泳いだら、水中ウォーキング」などを取り入れて交互にやってみるのもいいかもしれません。消費エネルギー量は、バタフライ>平泳ぎ>クロール>背泳あるいはバタフライ>クロール>平泳ぎ>背泳ともいわれますが、もちろん個人差ありです。

脚を細くしたい人は、バタ足がおすすめ。ただし、ひざ下だけを曲げるようなちょこちょこキックではなく、太ももの付け根から動かし、ひざや足首はやわらかく、あまり深いところを蹴らないというのが条件のようです。

水泳の泳力は、週1回1時間で現状キープ、週2回でまあまあ、週3回以上で筋力UPともいわれているので、やはり継続することが大切らしいです。がんばりましょー。

 (H&B編集/K)

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