夏の水分補給は、必要な分を体にいい飲み物でとろう
だんだん夏らしくなってきましたね。暑い日が続くと、エアコンの効いた室内で、つい冷たい飲み物を多くとりがちですが、そのツケは冬に回り、冷えを悪化させる心配が。室温は25度程度、水分は5~15度ぐらいが体にいいと言われています。エアコンも飲み物も、適度な温度に抑えるように心がけたいですね。
ところで、1日にとる水分量はどのくらいが適当か知っていますか? 厚生労働省のホームページには、体重60kgの成人男性で、1日2.5リットルの水分が必要とあります。しかしその内訳として、食事からの水分1リットル、体内でつくられる水分0.3リットルも含まれているため、飲み物から必要な水分量は、1.2リットルということになります。たくさん飲んだから直接むくみにつながるということではないようですが、とり過ぎも体によくない様子。通常の生活をしている状態であれば、1日に1~1.5リットル程度の量をとっていれば十分なようです。
とはいえ毎日1リットル強の水分をとる必要があるのですから、できれば体にいいものをとりたいですね。ご存じのとおり、カフェインを多く含んでいる飲み物は水分補給には不向き。カフェインには利尿作用があるため、せっかくとっても、出ていく水分量が増えてしまうためです。
そこで、H&B世代の女子におすすめしたいのが、ノンカフェインで、体にいい働きも期待できる、ハーブティーです。暑い日はアイスティーもいいですね。アイスハーブティーにする場合は、熱湯に葉を入れて濃いめに抽出し、氷を入れてアイスにする方法と、ミネラルウォーターなどに葉を入れて、冷蔵庫で1日置いて水出しする方法とがあります。水出しのほうが味はまろやかですが、熱湯で抽出するほうが、ハーブの成分は出やすくなるそうです。
ハーブの持つ働きはさまざま。効能で選んでもよし、飲みやすさで選んでもよし。生の葉が手に入るのなら、ぜひフレッシュなハーブの香りを楽しんで。乾燥葉なら手に入りやすいですし、日持ちもするので便利です。
たとえば、日焼けによる肌ダメージを防ぎたいのなら、ビタミンCを豊富に含んでいるローズヒップティーを。鉄分やカルシウム、リコピンなども含んでいて、アンチエイジングにもってこい。甘酸っぱくてテイスト的にも夏向きです。ほかにもハイビスカスティー、ルイボスティーなどもアンチエイジング向きです。
リラックス効果を狙いたいときは、カモミールティーに。ほかにも胃腸の不調や生理痛を和らげる働きもあると言われています。牛乳やシナモンをプラスしてもおいしくいただけます。そのほか、オレンジフラワー、リンデンフラワーなどもおすすめです。
ハーブは食品なので、すぐにその働きを期待できるものではありません。けれども、人間の細胞は3カ月ほどで入れ替わるそうなので、少なくとも3カ月飲み続けてみると、何かしらの違いを感じられるかもしれませんね。
(H&B編集部 S)
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